園長ブログ
鶴甲に吹く風は。

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    • 2014.02.17 Monday
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    お地蔵さんと雪だるま

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      先週の大雪。皆さんのところはいかがでしたか。

      双葉学園のある鶴甲は、標高200メートルぐらいのところにあるので、下のほうの市街地よりは、やはり雪が多く積もりました。

      写真は、職員さん作の雪だるま。

      作ったあと、気温が上がってきたので、ちょっとグダ〜としてますが、

      それもまあご愛嬌。

      で、お隣に座ってらっしゃるのは、学園に昔からあるお地蔵様です。

      え?

      なんで児童養護施設の園庭に、お地蔵様があるのかって?

      それは、また長い別のお話・・・。
       

      ゲートが開きました。

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        あけましておめでとうございます。
        双葉学園の2014年が、今日元気よくスタートをきりました。

        この年末年始、園に残って暮らすお子さんは12名。
        昨日の夜は、カニスキ(ご寄贈で美味しいカニをたくさんいただいたのです♪)を、今朝はお雑煮とおせちを、12名のお子さんと宿直の職員さんと一緒に、ほくほく食べました。

        思えば、ちょうど一年前、このブログで元旦のことを書いたのがほんと昨日のことのようで、歳をとると月日の過ぎるのがとてつもなく速い速い。
        まったくもって目がまわります。

        しかし、です。

        子どもにとっては、一年はとてつもなく長い。
        自分自身が子どもの頃を思い出してもそう。
        だから、子どもたちの体感時間に寄り添って、一日一日を大切に、そして丁寧に、子どもたちの養育にあたりましょうよね、と、大晦日のミーティングでも、職員さんたちにお願いをしたところなのでありました。

        一日一日を、大切に、丁寧に。
        子どもたちと暮らしていこう。

        今日から。
        この、一日から。

        一日、一日を。

        曇りときどき雨のち晴れ。お客様、90人。

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          昨日は、大阪市鶴見区の民生委員協議会の皆様が、施設見学に来られました。
           
          総勢90名様。
           
          あいにくの空模様で、ときおり激しい雨が降る中でのご見学となり、思いがけずご不自由をおかけしましたが、皆様、熱心に説明を聞かれていました。
           
          ごぞんじのように、「民生委員さん」は、地域住民の日常生活上のさまざまな事柄に関する相談に対応したり、助言・援助を行ったり、福祉セクターをはじめとするさまざまな関係機関への橋渡しをしたりというお仕事をされている方々です。
           
          しかも、無償で、です。
           
          頭が下がります。
           
          民生委員さんは地域の児童委員を兼任されているので、児童虐待の相談や通報の「窓口」となることも多く、その点で、われわれ児童養護施設と関連の深いお仕事だといえます。
           
          このような機会を通じて、できるだけ多くの民生委員・児童委員の方々に、児童養護施設とそこで暮らす子どもたちの現状に触れていただき、理解を深めていただければうれしいですね。
           
          (すみません、今日は写真はありません)

          青春の光と雨。

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            今日は公休日。在籍児童が通う高校の学園祭に、2校かけもちで行ってきた。

            あいにくのお天気で、どちらの高校も来場者の数は少ないようにみえたが、在校生たちはそんなことおかまいなしに盛り上がっていた。

            つまり客が来ようが来まいがとりあえず身内で楽しめればいい、それこそが学園祭の真骨頂。正解だと思う。



            さて、午前中おじゃました学校では、けっこう激しい雨にあった。

            その時はちょうど屋根のある渡り廊下に私はいて、テントがずらりと並ぶ中庭、ふりだした雨に皆さん大騒ぎしている様子をぼんやり眺めていると、あの山下敦弘監督「リンダリンダリンダ」のラストシーンを思い出した。

            やはり高校の学園祭が舞台の映画で、軽音楽部の女の子バンドが突然のリードボーカル交代(しかも新しいボーカルはバンド経験がないどころか、日本語さえおぼつかない韓国からの留学生!)というアクシデントを乗り越えて、無事体育館でのステージをやりきる、というお話。

            「一秒一秒痛ましくも美しくきらめきながら、一秒一秒みているそばから思い出になっていく、青春の時間そのものを、観客が登場人物達といっしょにリアルタイムで体験できる映画」。はじめてみた時に、そんな感想文を書いたのをおぼえている。

            おそらく私の個人的オールタイムベスト青春映画部門の10位以内には確実に入るであろう作品だ。(どうでもいいけど)

            あの映画のラスト。
            体育館でブルーハーツの「終わらない歌」を演奏する彼女たちの姿に、激しくふりしきる雨の中、学園祭の後片づけが終わった校内の様子、食べ物のポリ食器でいっぱいになったごみ箱、廃棄されるため山積みされた色とりどりの立て看板などのショットがインサートされていく。

            それらはまさに、一秒一秒みているそばから思い出になっていく青春の時間、その美しさと痛ましさをスクリーンに定着させたものであり、それゆえ、つまり「リンダリンダリンダ」は、このような、映画でしかできない表現に成功しているがゆえに、優れた青春映画たりえていると、私は思うのだ。

            渡り廊下に立って、雨ふりしきる中庭を眺めながら、あのラストの映像を頭の中で再生していた。
            もちろん、BGMはブルーハーツの「終わらない歌」だ。

            ♪終わらない歌をうたおう
            くそったれの世界のため
            終わらない歌をうたおう
            すべてのくずどものために♪

            いや〜、青春って、ほんと、いいものですね。(笑)


             

            「私」はつねに「0.5秒前の過去」である。

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              最近読んだ本の中から、おすすめを一冊ご紹介。

              精神科医の岡野憲一郎さんが書いた『脳から見える心 臨床心理に生かす脳科学』である。

              私はもともと文系のくせに、なおかつ生まれつき頭もたいして良くないくせに、いや、それだからこそのコンプレックスの裏返しなのか、理系の知識になみなみならぬ興味があって、生物学だとか物理学、宇宙論なんかの、おもに啓蒙書を読むのが好きなのだが、この本も、そういう私の好みのアンテナに引っかかって読み始めた本だ。



              岡野先生がこの本で一貫してわれわれ読者に語ってくださっているのは、「脳が心をすべてコントロールしていると言い切ることはできないけれども、脳の仕組みは心のありかたにかなり影響を与えていることは確かなんだから、臨床心理士をはじめ人の心のありかたにコミットすることの多い人たちは、いちおう脳の仕組みについて関心をもっていたほうがいいよ」ということである。

              もともと理系コンプレックスのかたまりの私なんかは、岡野先生のこのお考えに全面的に賛成するわけで、だから、この本は、とてもとても楽しく、あっという間に読めた。

              最新の脳科学の知見の中で、心のありかたに関係するいろんなトピックスを、私みたいな文系の、しかもたいして頭の良くない人間にもある程度理解できるように、わかりやすく書いてくださっている。

              目からウロコのお話がたくさんあるのだけれども、その中でひとつだけご紹介。

              それは、ベンジャミン・リベットという神経科学者が1970年代に行った実験で得られた結果で、「人がある行動を起こそうと決めた瞬間の約0.5秒前に、脳はすでにその行動に向けての活動を開始している」という驚くべき事実である。

              つまり、こういうことだ。

              私は、さきほど「さて、近頃さぼり気味のブログを、今日は書くか」と思って、おもむろにパソコンの電源を入れたのだが、私が「パソコンの電源を入れるぞ」と意識したその瞬間の、あら不思議、0.5秒前に脳は、私の右手の指に、パソコンの電源ボタンをポチッと押すべく指令をだした、というのである。

              つまり、「私の意識≒心」は、自分の意志でパソコンの電源ボタンを押したつもりなのに、それより0.5秒前に「私の脳」はその行為を勝手に開始していたということなのである。

              「私の意識≒心」に、つねに0.5秒先行して、「私の脳」が行為する。

              そんなふうに考えると、岡野先生もおっしゃっているのだが、なんだか少し気が楽になってくるような気がする。

              ・・・と「私の意識≒心」が思うのも、今から0.5秒前、「私の脳」が思ったことなんですけどね。ああ、ややこしい(笑)

              ウメウメ!

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                 園庭の梅の木に生った実を、先日、子どもたちと職員がせっせと収穫してくれました。

                ほら、こんなに。


                「これ、何にするの?梅干し?まさか梅酒じゃないよね?(笑)」と、ほとんどスベり気味のつまらない冗談を混ぜて女性職員に聞いたら、やっぱりまったくウケなくて、「梅シロップです」との答えが返ってきました。

                人間が口にいれる食べ物というものはすべて自然界に生じるもので出来ている・・・という、まあ当たり前といえば当たり前すぎる事実が、この時代ではともすれば忘れられがちです。
                綺麗にデコレーションされ、陳列された、スーパーマーケットに並ぶ食料品を見ていると、機械製品みたいに工場でポンポン製造されたものばかりのような、そんな錯覚をおぼえてしまいます。

                われわれ大人でさえも、です。

                子どもたちには、いろいろな食物がすべて、人間と同じ生物、生命体であることを、教えてあげたいと思います。

                たとえば、去年から実施している米作り体験イベントもそうなんですが、この梅の実も、そんなことを知ってもらえる、それこそ生きた「教材」ではないか、と思っています。

                それにしても、大きな梅の実でしょ?おいしい梅シロップがたっぷりできそう。

                楽しみだね、みんな。

                晴れましておめでとう!

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                   〈花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ〉・・・と、これは井伏鱒二の名訳による漢詩の文句ですが、まさに今年の4月は、〈花に嵐〉の強烈な一撃でスタートしましたね。おかげで一昨日・昨日の、わが学園の新入生たちの入学式に、例年は平地より遅咲きの鶴甲の桜でさえ間に合いませんでした。しかしながら、「台風一過」ならぬ「爆弾低気圧一過」の晴天に恵まれて、これはこれで結果オーライ。あたたかな春の日差しに祝福されて、双葉学園からは今年、9人のお子さんがめでたくぴっかぴかの一年生になりました。内訳は、小学一年生が2名、中学生1名、高校生が6名。さて、私はといいますと、校区の小学校、中学校、高等学校2校、計4つの入学式に、この月曜・火曜で出席させてもらい、昨年同様、大量の一年生たちの、あの独特のオーラにあてられて、すっかり酔っぱらってしまった次第でありますおめでとう×9。

                  桜スイッチ?

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                     ここ鶴甲は最上部で標高300メートル。六甲山そのものの高さの約3分の1の位置にある。つまり、「山」である。だから、桜の開花は「下界」の市街地より少し遅い。遅いのはわかっているのだが、今年は寒い春だったせいか、例年よりさらに遅かった。
                    気をもんだのは、今日4月10日の入学式に桜が間に合うかどうか?であった。なぜなら、ぎりぎり昨日まで、幹線道路沿い、生活道路沿い、公園、そしてわが双葉学園その他、鶴甲にあるほとんどすべての桜が、パッと見、三分咲きから五分咲きという状態だったのだ。「これだけ桜がしょぼかったら、せっかくの入学式なのにちょっと寂しいね」。実際、昨日、職員とそんな会話をしていたくらいなのだ。
                    ところが、である。今朝になって驚いた。鶴甲の桜がみんなパッと咲いた。
                    私は、毎日、北区某所にある自宅から学園まで、六甲山トンネルを越えて自動車で通勤しているのだけれども、ドライブウェイを下ってきて鶴甲の街に入った時、道路沿いの桜が、そう、昨日まではぼんやりかすんだ色をしていた桜が、今を盛りと咲き誇っているのを見た。
                    それは、本当に劇的といっていいほどの変わりようだった。(はあ・・・これは・・・今日この街で入学式を迎える子どもたちのために、神様がスイッチを入れてくださったのではないか?)・・・日頃信心のない私のような人間でもそんなことを迂闊に思ってしまうほど、劇的であった。
                    神様の「桜スイッチ」のおかげで、双葉学園では今年、「新幼稚園児」が2人、「新小学一年生」が2人、「新中学一年生」が1人、「新高校一年生」が3人、それぞれ人生の新しい階段を、華やかに軽やかに、一段上がることができた。
                    おめでとう。みんな、おめでとう。

                    生暖かさの中で身を引き締める。

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                       あけましておめでとうございます。


                      年のはじめというのは、気持がいいものだ。何をするにも「初」がついてまわる。新鮮で爽やかだ。


                      今日は、朝起きて「初はみがき」と「初洗顔」をした後、「初トイレ」をしてから出勤し、年末年始学園に残ったお子さんたちと食堂で、おせち&今年はじめての鍋つまり「初鍋」を食べて、夕方からプライベートで「初会食」をし、その後、六甲八幡神社へ「初詣」に行った。その間、面倒くさいんで省略したけれども、「初タクシー」「初エレベーター」「初阪急電車」などなど、他にも多数の「初」行為があったことは言うまでもない。(あ、この駄文も「初ブログ」だよね)


                      さて、「初詣」では、双葉学園に入所しているお子さんたちと職員たちの健康を願いつつ、ひとりひとりに去年よりひとつでもいいことがあるよう祈った。私はふだん信心のない人間だが、こういう時は神様にいろいろとお願いしてしまう。困ったものだ。


                      しかしながら、神様に容易くお願いできないことだってある。たとえば、わが双葉学園は、一昨年から、経営的にけっこう厳しい状況が進行しているのだが、これを乗りきるためには、今いる職員みんなで力を合わせ知恵を出し合い、底力のある組織づくり、マンパワーづくりを自力で実現していくしかない。神頼みは決して許されないのだ。


                      地を這うような歩みをつづけていこう。しんどい歩みになるだろうけど、どこまでも前向きに。


                      …と、初詣の帰り道、身を引き締める心地でそう思った。今日は一日中、年末のあの寒波が幻のように感じる穏やかな日和だったけれども。


                      メリーうれしいクリスマス

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                         「第63回兵庫県 幼・小・中 造形教育展」という絵画コンクールで、わが双葉学園の小学2年生・S君の絵が特選をとった。22日から三宮のサンチカホールでその展覧会が開催されているので、公休日の今日、やっと見に行ってきた。

                        ずらりそろった傑作力作の中、あった、ありましたよ、S君の絵が。学校の給食室の様子を描いたもので、大胆な発想の画面構成が印象的。さすが、特選をとるわけだ。

                        でも、職員から聞いた話では、S君は賞をとったことを恥ずかしがっているのだって。目立つのが照れ臭いのかな。謙虚だね。うん、いい性格だ。



                        「造形教育展」を見たあと、元町某所で開かれた某クリスマスパーティへ。そこで、うれしいサプライズ。パーティの参加者から集まったカンパを双葉学園に寄付していただいたのだ。某トレックノック(あ、バラしてしもた)常連の皆さん、ありがとうございました。



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